ミラーワークとは、鏡に映る自分の目を見ながら、自分自身に優しい言葉をかける方法です。
自分を励ましたり、認めたり、寄り添ったりすることで、自分との関係を少しずつ深めていく練習でもあります。
「言霊」という言葉があるように、私は言葉には目には見えない大きな力があると思っています。
前回お話しした「自分を褒める」ということもそうですが、ただ言葉を唱えるだけではなく、鏡の中の自分の目を見ながら、自分自身に直接話しかける。
私はその方が、言葉がより自分の心に届くように感じています。
実際に私は、鏡の中の自分に
「私は美しい」
と伝えることを習慣にして、しばらく続けてみました。
最初から心の底からそう思えていたわけではありません。
でも続けているうちに、少しずつ「私は美しいのかもしれない」と、自分自身を見る目が変わっていきました。
不思議と自信も少しずつ持てるようになり、その頃から周りの人に「綺麗だね」と声をかけてもらうことも増えたように感じました。
でも私にとってミラーワークは、鏡の中の自分に「私は美しい」と無理やり思い込ませることではありません。
むしろ、これまで自分の中につくられてきたネガティブな自己イメージを、少しずつ取り外していくことだと思っています。
そして、その奥にずっとあった、自分自身の美しさを取り戻していくこと。
私たちは、一人ひとり違った美しさを持っています。
でも、育ってきた環境や、過去に誰かから言われた言葉、周りの価値観、そして家族から受け継いだ考え方などによって、
「私はかわいくない」
「私は魅力がない」
「私には価値がない」
という思いを、いつの間にか自分自身に持ってしまうことがあります。
でも、それは本当に「自分そのもの」なのでしょうか。
例えば、目の前に一枚の絵があるとします。
その絵を見て、「美しい」と感じる人もいれば、「あまり好きではない」と感じる人もいます。
でも、見られている絵そのものは、何も変わっていません。
違うのは、その絵を見る人の「見方」です。
それは、自分自身に対しても同じなのではないかと思います。
自分をどう見るのか。
自分のどこに目を向けるのか。
自分にどんな言葉をかけるのか。
少しずつでも、その「見方」は自分で選び直していくことができます。
だから私は、
「自分を美しいと思い込ませる」
というよりも、
「今まで隠れていた自分の美しさに、もう一度気づいていく」
という気持ちでミラーワークを続けています。
自分自身を見る目を、少しずつ優しいものに変えていく。
それも、自分を大切にする一つの方法なのではないかと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
