ある日、一緒に仕事をしていた同僚から聞いた話です。
彼女は以前の職場で一緒に働いていた男性と結婚し、その後、今住んでいる国にも二人で引っ越してきて、同じ会社で働き始めたそうです。
二人が一緒に過ごして、約10年。
そんなある日、突然彼から、
「好きな人ができたから、別れてほしい」
と言われたそうです。
彼女にとってはあまりにも突然のことで、私には想像できないほど大きなショックだったと思います。
10年という長い時間を一緒に過ごしてきた関係が、ある人との出会いをきっかけに終わってしまう。
その事実を受け入れることだけでも、きっと簡単なことではなかったと思います。
それでも彼女は、彼を引き止めることなく離婚し、長い間一緒に暮らしていた家からも離れました。
そしてその後、偶然にも、彼が出会ったという女性と仕事で一緒になることがあったそうです。
彼女にとっては、とても辛い時間だったと思います。
それでも、そのことについて何かを言ったり、感情をぶつけたりすることなく、その仕事を終えたそうです。
そして、それから約1年後。
彼女は新しい男性と出会い、とんとん拍子に関係が進み、婚約することになりました。
私はこの話を聞いて、
過去の相手への憎しみや怒りにとらわれ続けず、自分の人生を前に進めることの大切さ
を感じました。
彼女が怒りや憎しみを少しずつ手放し、自分の人生を歩き始めたことで、新しい出会いを受け入れる余白も生まれたのかもしれません。
彼女が経験したことや、そこから乗り越えてきた痛みは、私には想像することしかできません。
「どうやって乗り越えたの?」
と聞いたとき、彼女は、
「時間が全部解決してくれた」
と言っていました。
どんなに傷つくことをされても、相手への復讐に自分の時間やエネルギーを使うのではなく、
自分のために、前へ進む。
相手を傷つけ返すことではなく、自分の人生を幸せにしていくことに目を向ける。
私は彼女から、そんな “Move on” の強さを教えてもらった気がします。
過去に何があったとしても、そこにずっと自分を置いておく必要はない。
時間がかかってもいい。
少しずつ、自分のために前へ進んでいけばいい。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
