海外に出てから、私はどこかで、
「もっと強くならなきゃ」
「舐められたくない」
と思うようになりました。
いろいろな国籍や価値観を持つ人たちの中で生活するうちに、弱く見られたくない、自分を守らなければいけないという気持ちが強くなり、知らないうちにエゴにとらわれて、本当の自分とは少し違う自分を演じていたように思います。
「自分を大切にする」ということも、いつの間にか少し違う方向に向かっていました。
自分を優先することと、自分のことしか考えないことを混同して、自己中心的になっていたこともあったと思います。
そして、自分に本当の自信がなかったからこそ、
「私は他の人よりもすごい」
と思うことで、自信を持とうとしていた時期もありました。
今振り返ると、それは本当の自信というより、自信のない自分を守るためのものだったのかもしれません。
SNSでも、目の前にある瞬間を楽しむことより、
「どんな写真をInstagramに載せよう」
「人からどう見られるだろう」
ということに意識が向いていたことがありました。
そして気づいたのです。
私は、目の前にある本当に大切なものを忘れていたのだと。
海外で、自分がしたかった仕事ができていること。
異国の地で生活できていること。
ずっと私を支えてくれている家族がいること。
日本に帰れば、忙しい中でも時間をつくって会ってくれる友達がいること。
どれも決して当たり前ではありません。
今、私がしたい仕事ができているのも、両親が一生懸命働いて、私を学校に行かせてくれたから。
私が海外で生活を楽しめているのも、離れていても変わらず支えてくれる家族や友達がいるから。
私はいつの間にか、自分のことに一生懸命になりすぎて、その一番大切な「感謝」を忘れていました。
自分を大切にすることは、自己中心的になることではない。
自分に自信を持つことは、誰かより自分の方が上だと思うことでもない。
そして、自分らしく生きることは、周りの人への感謝を忘れていいということでもありません。
私はまだ、自分を大切にするということを学んでいる途中です。
でも今は、
自分を大切にしながら、支えてくれている人への感謝も忘れないこと。
目の前にある大切なものに、きちんと気づくこと。
それも本当のセルフラブなのではないかと思っています。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
