私は恋愛で、誰かが自分から離れそうになるとき、今の34歳の私ではなく、幼い頃に感じた痛みが反応しているということを、セラピーを通して知りました。
もちろん、相手から感じていた
「愛されている」
「守られている」
「認められている」
「大切にされている」
という感覚を失うことも、怖かったのだと思います。
でも、それと同時に、
幼い頃に感じていた、あの自分に戻ってしまうことが怖かった。
見てもらえない。
選んでもらえない。
自分には価値がない。
そんな、どこか見覚えのある子どもの頃の感覚に戻りたくなかった。
あの頃に感じていた寂しさを、もう一度感じたくなかったのだと思います。
だから私は必死になって、相手が離れていくのを止めようとしていました。
彼を取り戻すことで、
「私は価値のある人間なんだ」
と感じたかった。
「私は置いていかれない」
と安心したかった。
そして、
「私はあの頃とは違う。今の私は、ちゃんと選ばれる存在なんだ」
と証明したかったのだと思います。
でも、たとえ彼が戻ってきたとしても、その安心はきっと一時的なものでした。
本当に埋める必要があったのは、そこではなかったからです。
私が本当に取り戻す必要があったものは、
「自分には価値がある」という感覚。
誰かに選んでもらうことで感じる価値ではなく、
自分の内側から、
「私は価値のある存在なんだ」
と感じられることでした。
このことに気づけたことは、私にとってとても大きな学びでした。
それまでの私は、理由も分からないまま同じことを繰り返し、そのたびに自分自身をさらに苦しめていました。
でも今は分かります。
私に必要だったのは、彼を取り戻すことではなく、幼い頃の自分を癒すことでした。
私は、私たちの感情の背景には、それぞれ意味があり、理由があるのだと思っています。
そして、恋愛や人間関係の中で感じる痛みや不安も、
自分自身をもっと深く知り、より自分らしく生きていくためのメッセージになるのだと信じています。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
