感情が強く動いたとき。
それは、もしかすると、小さい頃の自分が心の中で悲鳴を上げているのかもしれません。
私は恋愛で、相手が去ろうとすると周りが見えなくなって、必死に繋ぎ止めようとしていました。
どれだけ頭では、
「この人とは別れた方がいい」
と分かっていたとしても、相手がいなくなることに耐えられなかったのです。
でも、セラピーなどを受ける中で、あることに気づきました。
私が必死に引き留めていたのは、彼そのものというよりも、
彼と一緒にいることで初めて得られた感覚
だったのかもしれない、ということです。
安心できる場所。
守ってもらえているという感覚。
「ここにいてもいい」と思える居場所。
「私は一人じゃない」と思える感覚。
そして、
「私はこの人にとって特別な存在なんだ」
という感覚。
私にとって彼との関係は、そういうものを感じられる場所でもありました。
だから彼が去ろうとすると、
「私の居場所がなくなる」
「また一人になってしまう」
「私を守ってくれる人がいなくなる」
そんなふうに感じていたのだと思います。
頭では、
「この人とは将来がない」
と分かっていても、その瞬間の私は、まるで自分の居場所そのものがなくなってしまうような危機を感じていました。
そして、さらに気づいたことがあります。
その「安心できる場所」や「守られている感覚」は、
小さい頃の私がずっと欲しかったものだった
ということです。
私は彼を追いかけていたというよりも、
彼と一緒にいることで感じられる、その感覚を追いかけていたのかもしれません。
このことに気づけたのは、私にとって自分を癒していくための大きな第一歩でした。
彼を失ったからといって、私の居場所そのものがなくなるわけではない。
彼以外にも、安心を感じられる場所はつくっていける。
そして、自分自身の中にも、少しずつ安心できる場所をつくっていける。
そう理解することは、私にとってすごく大切なことでした。
もし、何かをきっかけに感情が大きく揺れ動いたときは、一度少し立ち止まって、
「どうしたの?」
と、自分に問いかけてあげてください。
そして、その奥にいる小さい頃の自分が、
何を怖がっているのか。
何を悲しんでいるのか。
本当は何を求めているのか。
その声を、優しく聞いてあげてください。
強く揺れ動く感情の奥には、今の自分だけではなく、昔の自分の気持ちが隠れていることもあるのだと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
