FEAR

あなたが恐れているものは何ですか?

私が一番恐れているのは、「寂しさ」です。

ただ、ひとりでいるという寂しさではありません。

「自分にはどこにも居場所がない」
「この世界で、ひとりぼっちになってしまった」

そんな感覚を伴う寂しさです。

この感情はきっと、子どもの頃に感じていた寂しさからきているのだと思います。

私の家族は、祖父母と両親が同じ家で暮らしていました。

母は結婚を機にその家で祖父母との共同生活を始めましたが、両親と祖父母の関係はあまり良くありませんでした。

家の中では喧嘩も絶えず、いつもどこか気まずい空気が流れていました。

そんな環境の中で、小さかった私は、心から「ここなら大丈夫」と思える場所を見つけられないまま育ったのだと思います。

だから今でも、あの頃の寂しさがふと顔を出すことがあります。

その感情が出てくると、いてもたってもいられなくなり、「安心できる場所」を自分の外側に必死に探そうとしてしまいます。

特に、以前付き合っていた人は、私にとって初めて「安心できる」と感じられた存在でした。

だから別れたあとも、寂しさに耐えられなくなると、連絡してはいけないと分かっていても連絡してしまう。

そして、そのあとに自己嫌悪に陥る。

そんなことを何度も繰り返していました。

そんな私がセラピーを受ける中で教えてもらったことがあります。

それは、子どもの頃の「寂しい」と感じていた自分を想像して、毎日その子に会いに行くことでした。

無理にポジティブな言葉をかける必要はありません。

ただ、そばにいてあげる。

「寂しかったね」と、その気持ちを一緒に感じてあげる。

それだけでも、とても大きな力があるのだと教えてもらいました。

実際に続けてみると、自然と涙が出てくる日もあれば、不思議と心が軽くなり、明るい気持ちになれる日もありました。

私はまだ、このことについて学んでいる途中です。

でも少しずつ感じていることがあります。

それは、幼い頃の自分との関係を深めていくことで、自分の中に「安心できる場所」をつくっていけるのではないか、ということです。

寂しさを感じるたびに、誰かに自分を安心させてもらうのではなく、

「大丈夫。私はここにいるよ」

と、自分自身のそばにいてあげられるようになること。

それが、私にとって恐れと向き合うことなのかもしれません。

そしていつか、自分自身が、自分にとっていつでも帰ってこられる「home」になれたらと思っています。

これからも、セラピーを通して学んだことや、実際に自分で試してみて心に響いたことを、少しずつシェアしていきたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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